第2回ビジコン-TOMOKO MINAMIKAWA

TOMOKO MINAMIKAWA
【子育て×シェアオフィス】Mom’sBridge Home
《 事業概要 》
このプロジェクトは、日本人及び日本に住む多国籍の子育て世代の女性(特に0〜未就学児を持つ母親)を対象に、見守りサービス付きのシェアオフィスと、子ども連れでも参加できるイベント・交流会を通じて、日本人・多国籍の母親が安心して働き、学び合える場を提供し、多言語対応で異文化交流を促進します。地域社会においても多国籍ママの活躍は多様性への理解を促進し、日本社会の未来を育む共生社会の実現に向けた大きな一歩となります。母たちの挑戦と子どもたちの希望を育むもうひとつのわが家として日本と世界を繋ぐ未来の土台を築いていきます。
《 経歴・想い 》
私は言語が違っても、言葉の壁も越えた一人一人の心の繋がりが未来の子供達の幸せにつながる社会を実現したい。そのために外国にルーツを持つ女性やママ達も通える女性専用の見守りサービス付きのシェアオフィスを創ります。働くママが子育てと仕事を両立しながら、母として、女性として社会と繋がり、安心してやりたいことや夢に挑戦できる場所です。
かつて学生時代に初めての海外オーストラリアへ研修旅行へ行ったことをきっかけに、文化習慣が違っても言葉を通して心が通じ合えることの楽しさを知り、この経験からもっと生の英語を学び、いろんな人と関わりたいと思い2年間のアメリカ留学もしました。
専業主婦歴25年、病気の子供を抱え、家族のために自分を犠牲にしてやりたいことも我慢して働きたくても働けなかった日々。当時の私は、何のためにこの家族でいるのか意味がわからなかった。病気を克服した後、主人の仕事でアメリカへ転勤に。そこで100年に一度のハリケーンで洪水災害に合い、この災害から何気ない日々の日常が当たり前ではないことを知りました。言葉も十分に通じない外国で、洪水で浸水した家から我が子二人を連れて避難するのは本当に大変でした。しかし、外国人の私たちを助けてくれたのは、近所に住む多国籍な住人でした。言葉も十分に通じない中、何とかコミュニケーションを取り、無事に避難できた時の有難みは今も忘れられません。非日常の体験をしたことで、身寄りのない異文化で生活する不便さやご近所さんとの言葉の壁を越えた奥底にある思いやりの絆や繋がりの大切さを知るきっかけになりました。
帰国後、アメリカでの経験を活かして働きに出ようとするも、コロナ禍で自分自身が不安と社会との断絶に押しつぶされるようになり、自分の弱さにもがき苦しんだ日々でした。。コロナ渦でイベントが無くなっていく中で子どもたちの夢がどんどん壊されている様子を見て、さらにどん底の毎日を過ごしていました。いつも心の中で『誰か、助けて!』と叫んでました。当時60㌔あった体重がみるみる激減。40㌔になった時に自分は鬱であることに気づきました。その時に子どもに言われた一言「マスクしている以外はなにも変わらないから。」という言葉にハッとなり、そこからもっと子どもたちが自分らしく自分の未来を創っていける選択肢を広げられるような社会にしたい!という想いが湧き上がってきました。
近年、日本にはたくさんの外国人の移住者が急増しており、多様性を感じる時代になってきました。かつて私がアメリカで経験した災害やコロナ禍のように、ここ日本でもいつ何時に大きな災害が来るのかも予想がつきません。そんな中で外国人の方にも災害時の情報共有や協力の必要性を感じてます。だからこそ私自身の経験を活かして、働くママたちの言語の壁を越えた心の繋がりを生み出せる、女性が安心して社会と繋がる架け橋となって、『自分らしく』生きることを、互いに相互支援し合えるシェアオフィスを提供したいと考えています。