第2回ビジコン-山塚亜紀子

山塚亜紀子
凸凹キッズ シッターサービス
《 事業概要 》
障害児を育てる母親が多様な選択肢の中から自由に選べ、働く母親が安心して夢を追える時間をシッターサービスを行うことで叶えます。地域の子育て支援不足を解決し、子供の健やかな成長と社会性を育む環境を整え、ママの孤独感や育児ストレスを軽減し親子が安心して暮らせる社会を作ります。利用登録料、1時間からの保育料、交通費などで収益を得ます
《 経歴・想い 》
母親であるからといって生き方を限定される必要はない!
「ちょっと1時間」の希望が叶う柔軟なシッターサービスを広げ、母親が自由に自分自身を大切にしながら生きれる社会をつくりたい!!
障害を持った子が生まれたことにより私の生活は一変しました
「育てられるのだろうか」などという深い不安を抱え落ち込む毎日でした。障害児の育児は子供に多くの時間がかかる上に、誰かに頼ることすら贅沢だという「育児=母親」という風潮の中、私は孤独と不安に押しつぶされそうでした。育児に必死で、気づけば自分の時間などまったく取れない状況に虚しさを感じていましたが、子供が見せてくれる笑顔や小さな成長が前を向く力をくれました
子供が1歳半の頃、コロナ禍により人との交流が制限され孤独な育児を経験したことにより話を聞いてもらうこと、人との繋がりの大切さを痛感しました。
また働くことは、私にとって社会と繋がることです。しかし、特に障害児の母親は放課後等デイサービスが足りない、子どもを安心して預けられる場所がないという問題に直面します。私は子供が幼稚園在園中に就業できていたため、小学生から利用できる放課後デイサービスも週5日で利用できましたが、就業していないママは週2の預かりしか叶わず、働きに出ることもできない状況でした。もし自分が希望通り利用できなければ、仕事を辞めなければならなかったかもしれないと思うと他人ごとには思えませんでした。また週5日で預けられましたが、夏休みなどの長期休暇は預かり時間が9時~16時と制限されているため、その中で働ける仕事にしか就けず、「やりたい」では選べないことにモヤモヤしてしまいました。改めて福祉サービスの足りなさを実感しました。
シッターサービスを広げることは、母親が育児に制限されることなく自分らしく働ける選択肢が広がり、育児の重荷をひとりで背負わなくていい、頼れる場所や人がいることが当たり前になれば母親も子供もそれぞれの人生を歩むことを実現します。
すべての人が「自分でいていい」と思える未来に繋げていきます