第1回ビジコン-若井祐子


若井祐子

地域を支え未来を創る子育てすまいるプロジェクト 「まちかど保健室」

《 事業概要 》

「まちかど保健室すまいる☺」は、多世代が関われる「おやき」をツールとした交流の場を提供するコミュニティスペースです。産前・産後の子育て支援、親子の相談・交流、シニアの活躍の場を通じて、地域全体で子どもを見守る仕組みをつくります。孤立しがちな親子を支え、支え合える地域社会を形成。収益はおやき販売、イベント運営、助成金を活用し、誰もが気軽に立ち寄れる温かい地域コミュニティを持続的に運営していきます。

《 経歴・想い 》

私は、子育てをするまで自分の街の不便さに気づきませんでした。しかし、実際に子育てをする中で、親子が気軽に交流できる場所や相談できる拠点がないことに疑問を持ち、地域の主任児童委員の後押しを受けながら子育てサークルを立ち上げ、行政に働きかけた結果、子育て支援センターの設立に関わることができました。その後は養護教諭として23年間、学校現場で子どもたちの健康と成長を支え続けました。

最愛の父を介護しながら見送り、その後、母が双極性障害を患う中で、私は改めて「人が支え合いながら安心して暮らせる地域づくり」の大切さを実感しました。そして、父が残してくれた実家を活用し、地域の人々が気軽に集える「まちかど保健室すまいる☺」を創ることを決意しました。

「まちかど保健室すまいる☺」は、私にとって思い出の味であるおやきをツールに、世代を超えて人と笑顔がつながるコミュニティスペースです。ここでは、産前・産後の子育て支援、親子の相談・交流、シニアの活躍の場の提供を通じて、地域全体で子どもたちを見守る仕組みをつくります。

私はこれまで、行政と連携した子育て支援の実績、養護教諭としての経験、家族の介護を通じた学びを活かし、誰もが安心して子どもを育てられる街づくりに貢献したいと考えています。これからも、親子が孤立せず、支え合いながら暮らせる地域社会を築くために、このプロジェクトを推進していきます。

「まちかど保健室すまいる☺」は、単なる支援拠点ではなく、子ども・親・高齢者すべての世代が笑顔になれる地域のプラットフォームを目指し、地域コミュニティのモデルとして展開し, 本市にとどまらず社会全体が子育てに優しい街づくり「安心して子どもを産み育てられる街」へと導く役割を果たします。