第1回ビジコン-渡邉絢日

渡邉絢日

食と農でつなぐ社会循環プロジェクト

《 事業概要 》

週1回の無農薬農業体験で子どもたちに食育の尊さを伝え、農家の収益向上と担い手増加を目指します。オーガニック給食導入で病欠日数が84%減少したことも検証されています。医療費と残飯ゴミ削減に貢献。年間サポートでさらに収益を上げ、日本の食のオーガニック野菜の自給率0.1%を30年後に30%向上させます。

《 経歴・想い 》

私は8年間、幼稚園教諭として子どもたちと関わる仕事をしてきました。その中で、食事に対する関心が低い家庭が多く、コンビニ弁当が夕食であったり、朝食を取らない子どもたちがいるという現状を目の当たりにしました。しかし、これは母親たちが悪いのではなく、日本社会全体の食に対する基準の甘さが影響していると感じています。

私はアメリカに1ヶ月間留学した際、食事の影響を痛感しました。留学先の学校ではレストランがマクドナルドしかなく、1ヶ月間マクドナルドでランチをし続けた結果、体重が10キロ増加し、帰国後アトピーを発症しました。しかし、1年間食事を整えることで寛解し、食の重要性を再認識しました。その経験から、食の大切さ、そして農業の重要性に気づきました。農薬を使用した野菜は土のミネラル分を十分に吸収できず、栄養価が低くなります。映画『夢みる給食』では、オーガニック給食のメリットがデータと共に紹介されています。私も実際に娘を育てる中で、無農薬野菜を食べ、添加物を避ける食事をすることで心身ともにしっかりした土台ができていると実感しています。娘が通う幼稚園もオーガニック給食を実施しています。

プロジェクトのビジョン:
給食はどんな子どもでも平等に食べる権利があるものであり、オーガニック給食に変えることで病気にかかる子どもが減り、残食も減少するというデータがあります。食は「人に良い」と書きます。子どもたちにはそのような食事を提供し、食べることへの関心を高め、食材を作る大変さや尊さを感じてもらいたいです。

オーガニック給食の実現により、土壌が生き返り、自然と共生する社会を取り戻すことができます。また、子どもたちが健康を取り戻せば医療費の削減が可能となり、残食も減ることでゴミ問題の解決にもつながります。

ステップ:
 1.オーガニック給食の実現
      2.農薬で育てる農家さんを増やす
      3.学校の授業に農業を組み込み、自分たちの給食の食材を自分たちで作る
      4.農家さんの収入を増やし、市内での循環を生み出す

これが、食と農をつなぐ社会循環プロジェクトです。未来の子どもたちの健康と環境を守りたいと考えています。

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