第1回ビジコン-土井涼子
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土井涼子
~すべての人のまどぐちに~ ココマド
《 事業概要 》
子育ても転職も健康も、どこに誰に相談すればよいかをAIを使ってヒントをくれる、地域一括相談窓口システム。
AIには地域毎の情報を把握しており、地域の行政サービスだけでなく、個人コンテンツの事業主ともつながれるようになっている。
子育ての悩み・転職の悩み・自殺の悩み…オンラインで担当者と面談。担当者がAIシステムを使って現状を打ち込むと、繋ぐ必要のある行政やNPO、コンテンツなどの情報提供をする。そのまま行政に依頼することも可能となり、支援がその場でつなげられる。
様々な職種・事業主・行政との連携を図ることで、相談者の助けになり、新たな生き方の一助となる。
気軽な相談ツールとして使用でき、どこに相談したらいいの?という悩みが解消。情報社会に情報弱者が埋もれることなく、また相談を受ける側の力量にとらわれない必要なサポートの提案ができる。
《 経歴・想い 》
看護師として救急医療の現場で子育てをしながら働いてきました。現在は産後の女性をサポートしながら、女性の健康と理想の未来を両立できる環境づくりに取り組んでいます。
看護師時代は、「与えられたキャリアを全うすることが一番」と信じ、夜勤や緊張感のある救急の現場で全力を注いでいました。しかし、その裏で、体も心も疲弊し、家族や自分の時間を後回しにしてしまう生活に限界を感じていました。そんな生活に違和感を抱きながらも、「これが当たり前」と自分を納得させ、誰にも相談せず、老後を目指して生きていました。
そんなとき、人生の大きな転機となったコミュニティとの出会い。そこには、過去に同じような悩みを抱えていた女性たちが、自分の選択で人生を変え、本当にやりたいことを実現している姿がありました。彼女たちは一人で人生に向き合うのではなく、互いに支え合って成長している姿を知って、こんな生き方もあるんだと気づきを得ました。誰かに相談することで、物事はあっさり解決する。自分が思い込んで悩んでいたことは小さく感じられ、またすぐに解決策を得られる可能性が広がります。みんなが解決する術をに入れることができたら、社会はもっと生きやすくなると感じました。
相談される側も自分の知っている範囲でしかサポートできない現実。健康相談に来てもらっても、病院内で教えられる範囲、一般的な知識の提供しかできない。
しかし、それとは別にあらゆる情報があるはず。その人にあった、その人が必要な答えのヒントをつかむ一助が必要と考えました。
相談する側もされる側も自分の考え方に頼り過ぎないこと、近所や親戚付き合いが希薄な今の社会だからこそ、だれかに相談できるツールがあれば、子育て・仕事そして自分の理想的な未来を得ることができます。今後は仕事がAIに奪われていく時代、しかし、AIが私たちの新たな可能性の道を開いてくれます。私と同じように悩む女性たちが「自分の選択で未来を切り拓く力」を手に入れられるようなチャンスをつかめる事業を創ることで、女性が子育ても仕事もしやすい社会になっていくはずです。